産前・産後のママさんの身体の状態をご存知ですか?
妊娠・出産は、女性の身体にとって一生の中でも特に大きな変化が起こる出来事です。
お腹が大きくなる、体重が増えるといった見た目の変化だけでなく、骨盤や筋肉、関節、ホルモンバランスにまで大きな影響を与えます。
妊娠周期ごとの身体の変化
- 妊娠初期(1~4ヶ月):つわりによる吐き気やだるさが起こりやすく、精神的にも不安定になりやすい時期です。赤ちゃんの基礎が作られる非常に大切な期間のため、無理をせず安静を心がけることが重要です。
- 妊娠中期(5~7ヶ月):つわりが落ち着き、体調が安定してくる方が多い時期です。赤ちゃんの胎動を感じ始めることで、身体の変化をより実感できるようになります。
- 妊娠後期(8~10ヶ月):お腹が大きくなることで、腰や股関節への負担が急激に増える時期です。出産に向けて身体が準備を始めるため、姿勢の崩れや腰痛、むくみなどの症状が出やすくなります。
「出産すれば自然に元に戻る」と思われがちですが、適切なケアを行わないまま過ごしてしまうと、腰痛や体型の崩れなどの不調が長引くことも少なくありません。
妊娠中の骨盤の状態
妊娠中は、女性ホルモンの一つである「リラキシン」というホルモンが分泌されます。
このホルモンの働きにより、骨盤まわりの筋肉や靭帯が緩み、出産時に赤ちゃんが産道を通りやすい状態になります。
その一方で、骨盤が不安定になることで、腰痛や股関節痛、恥骨痛などの症状が出やすくなります。
リラキシンとは?
妊娠中に分泌される女性ホルモンの一種で、骨盤や関節、靭帯をやわらかくして、赤ちゃんの成長や出産に必要な身体の準備を助けます。
ただし骨盤が不安定になりやすく、腰痛や股関節痛、恥骨痛などの不調が起こることもあります。
産後の骨盤の状態と注意点
出産後の骨盤は、開いたままの非常に不安定な状態です。この時期に、あぐら座りや横座り、片足に体重をかけた立ち方などを続けてしまうと、骨盤が歪む原因になります。

後1ヶ月目は、無理をせず身体をしっかり休めることが最優先です。
産後2ヶ月目以降からは、骨盤の状態を確認しながら、ケアやストレッチを少しずつ取り入れていくことが大切です。